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悪徳業者と接触すれば、悪い知らせが連鎖する

今まで述べた悪徳業者たちは別々に活動しているわけですが、実は裏では闇のネットワークでつながっていることが非常に多いのです。この点も注意が必要です。

もし、何かひとつでも悪徳業者の手法にひっかかってしまったとします。すると「この人物は金に困っているから絶対に次も借りるぞ」という連絡(名簿のようなもの)が、ありとあらゆる違法業者間で渡り歩く仕組みになっているのです。

このHPを読んでいる方の中にも、「こんな手口にはひっかからない」と言われる方がいるかと思います。しかし、悪徳業者の口車は、誠に遺憾ながら、なかなかのものです。私のもとに相談に来られる方も、「私がこんな手口にひっかかるなんて思いもしなかった」とほぽ全員が言われます。しかも、金策に窮していて、もはや正規のルートではどうし
ようもない……という場合に、優しい言葉をかけられて思わず手を出してしまう……ということは、決して不思議なことではありません。

ダイレクトメールを送りつける手法も、みなさんが手を出してしまいがちな手口です。相手は、こちらがどういった状況にあって、最近どんな困ったことがあったのかをすべて把握しています。ペストのタイミングで、岸いところに手が届くような内容のお知らせを送り込むわけです。多少怪しいとわかっていながら、思わず手を出してしまう人がいてもおかしくありません。

とにかく一度でも悪徳業者にひっかかってしまうと、いつまでも負の連鎖が続くことになる……なかなか被害者が減らないという状況の裏側には、業者のうまい駆け引きが存在しているのです。

ちなみに「闇金」をはじめとする悪徳業者は、多くの場合、貸付けの際に金利分を差し引いて、お金を渡します。”トサン”で5万円借りる場合、金利分の1万5000円を差し引いた3万5000円だけが借りる側の手元に残ります。しかし、あくまで次回支払いの場合に把握される貸付元本は5万円のままです。これに利息がついています。こんな暴利でも借りてしまう方が後を絶たない……悪徳業者がいかにしたたかにつけ込み、利益をむさぼっているのか容易に想像できます。

前章では、「会社がブラックリストに載っている人に対して、リスクを背負ってお金を貸すことは通常ありえない」と説明しましたが、実は、ここを狙って「どうぞ借りてください」と営業してくる「闇金」融業者が存在します。それは、破産などをして、どこからもお金を借りることができなくなった人を狙い撃ちする業者です。

彼らは「官報」や裏ネットワークなどから破産した人の情報をかき集め、そんな人たちにダイレクトメールなどで融資話を持ちかけてきます。

たしかに考え方を変えれば、破産をして、いろいろな支払いを一度すべて免れているわけですから、お金を貸しても回収できない危険性は少なくなった「優良顧客」になっているとも受け取れます。悪徳業者サイドからすれば一見リスキーに見えて、実は堅いビジネスになっているわけです。

これから人生をやり直そうとしている人にとっては、再度借金に手を出してしまう誘惑ということで、迷惑千万なお誘いですが、こういった闇ビジネスの手口もかなり巧妙になっています。

手を出したら最後ですので、絶対に手を出さないでください。

彼らにとって、私たち弁護士は天敵です。私たち弁護士は悪徳業者を怖いと思いません。しかし、一般の方にとっては、一番に支払いをすべき恐怖の存在なのだと思います。違法な悪徳業者と関係を持ってしまったら、まず私たちに相談してください。

また、相手が違法な悪徳業者と知りつつも、人は「借りたものは返さなければならない」と思ってしまいがちなもの。いけません。返済したお金は行きつくところ裏社会の資金源です。怯える必要も、負い目を感じる必要もありません。そんな人間心理に巧みにつけ込むのが、まさに悪徳業者なのです。負けてはいけません。

クレジットカードを持っている人も、手に入れることができない人も、悪徳業者からすれば”お得意様候補”です。怪しい業者の誘いには絶対に乗らないでください。

困ってしまった時は、私たちブロならではのさまざまな解決法があります。次の章では借金の解決策についても詳しく説明しますのでお付き合いください。