ローンやクレジットカードの審査 > ブラックリスト > 延滞の限界はいったい何ヶ月まで?

延滞の限界はいったい何ヶ月まで?

何回遅れたらブラックリストに載るのか?

第一章でお話ししたように、信用情報機関に事故情報が記録されてしまうことを、俗にブラックリストに載ると言います(繰り返しになりますが、ブラックリストというリスト自体が存在するわけではありません)。

ただ、肝心の「どういった状態がブラックという扱いになるのか?」という点については、噂ばかりが先行して、意外に正しい知識が浸透していません。

「自己破産」や「個人再生」という法的な借金の整理をして「官報」(法律・政令などの制定。改正の情報や、破産・相続などの裁判内容が掲載される国の機関誌)に載った場合は、一定期間、ほぼどのカード会社の審査も通らなくなります。この情報は間違いなく「ブラック」の扱いとなります。「自己破産」などの手続きの具体的な説明は第四章に譲るとして、この章では「支払いを滞納した経験がある」といったいわばグレーのケースについて、「これはアウトなのかセーフなのか?」「何回遅れたらブラックリストに載るのか?」と、みなさんが疑問に思うようなところをきちんと解説していきたいと思います。

まず、気になるのは「延滞・滞納」の情報ではないでしょうか。

毎月、定められた日に、請求された金額を間違いなく支払っていくことがカード会社との契約の基本です。それが守られて、初めてカードの利用返済をしっかりやっているということになるのです。それが「信用」ということです。

では1回でも支払いが延滞してしまうと即、アウトなのでしょうか? たしかに信用情報には、たった1回の延滞でも、延滞の事実は記録されます。ただ、カードの審査などで信用情報を開示した場合、一度程度の延滞であれば、なんらかの事情(引き落とし日を忘れていた、保険の引き落としが偶然に重なったなど)があったと配慮してくれることがほとんどです。それのみを直接的な原因として審査に落ちるようなことはないと思います。

ただし、何度も延滞が続いた場合は話が別です。

具体的に言えば、3ヶ月連続で延滞が続いた場合は、間違いなく「事故」として認識されると考えたほうがよさそうです。

約定日(支払期日)から61日以内に返済がない場合もブラックリストに載ります。この段階に至ると、新しいカードが作りにくくなるのみならず、利用中の各カード会社から利用枠を小さくされる、一時的に利用制限を受ける、場合によってはカードの利用停止を申し渡される、といった事態に至る可能性もあります。

これが行き過ぎると、手元にカードが残っていても、そのすべてをいっさい利用できないという事態に至ります。利用は止められても、使った分の返済は続けねばなりませんから、「カードが使えなくなったのに月々の支払いだけが延々と続く」という厳しい状況に陥ります。ちょっと支払いが遅れてしまった場合でも、長期延滞をすることは避けるようにしてください。

では2ヶ月連続の延滞ならどうでしょう?

一度だけ2ヶ月連続で延滞したケースであれば、そこまで問題視されないかもしれません(これはカード会社や各社の担当者の判断によります)。ただ、一度のみならず、頻繁に延滞していれば、たとえ連続でなくてもかなり印象は悪くなります。

数日遅れても最終的には延滞金も含めて支払っているから、支払い自体は完了=セーフだと思っている方もいらっしやるようですが、信用情報には確実にキズが残るので注意が必要です。

ただ、開示される情報は過去数年分なので、それ以降、真面目に返済していけば、いつかは連続して延滞したという記録も表に出てこなくなります。

身に覚えがある方は今後、しっかり引き落とし額と日時を確認し、延滞をしないように注意してください。